文具好き事務屋ブログ【assamgt’s fountain pen blog】

文具(主に万年筆)と日常の雑記ブログです。

万年筆 細字色々 硬さ色々

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こんにちは。

 ふと万年筆のメンテナンスをしていたところ、細字系統の万年筆が(気が付けば6本も)増殖しておりましたので今回ご紹介いたします。

左から、カクノ※1、カスタム74※1、#3776センチュリーブルゴーニュ※2、デラックス漆※1、美巧18K※2、#3776センチュリーブラックダイヤモンド※2です。

※1 パイロット、※2 プラチナ万年筆

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 入っているインクや個体差があるとは思いますがペン先の硬さの順に並べて書いてみました。

 書き味の感想は以下の通りです。(硬さ順に並べてみました。)

①パイロットのカクノ

スチールニブでガチガチの書き味です。ボールペンから万年筆へ入門用の1本にお勧めです。

②パイロットのカスタム74

細字、金ペンのエントリーモデルなのでわざと硬くしていると営業の方に伺いました。ペン先は硬めでカクノの次に硬いタッチです。中字以降の太さのペン先は、比較的軟らかめです。

③プラチナ万年筆の#3776センチュリーブルゴーニュ

やや硬め、ペン先に適度な弾力があり、筆圧がやや強い方から弱い方まで幅広くお勧めの1本です。

④パイロットのデラックス漆

やや軟らかめのペン先です。伝統のあるペン先で、細字なのにやや太めの字幅でフローは良いのに筆記角度によって掠れてしまうことも・・・(漆の肌触りはお勧めです。)

⑤プラチナ万年筆の美巧18K

18Kのペン先で、かなり軟らかい部類です。使い始めの時期は、癖がつきやすいので注意が必要です。字幅はやや細めからデラックス漆よりも太い字幅まで自由自在です。

⑥プラチナ万年筆の#3776センチュリーブラックダイヤモンド

ペン先の弾力があり、ふわふわの書き味です。美巧18Kとはまた違った軟らかさですがペン先の開きが少ないので字幅は一定です。(ペン先の開く美巧と開きが少ないセンチュリーという感覚です。)

 

以上、個体差もあるかと思いますが、私が感じた筆記感想です。

 

 

 初めての万年筆は、エントリーモデルのカクノがおすすめです。

 

 細字は、初めての金ペンにお勧めです。(硬めなのは細字までです。中字以降はペン先が比較的軟らかめなのでご注意下さい。)

 

 筆圧の強弱の受け止めるしっかりとしたペン先で赤い半透明軸をお探しの方にお勧めです。

 

 細身の軸ですが黄銅製でしっかりとした重量があります。漆特有のしっとりとした手触りが特徴的です。

 

 通常の金ペンよりやや硬めになるロジウム処理された細軟字の書き味をお試し下さい。