文具好き事務屋ブログ【assamgt’s fountain pen blog】

文具(主に万年筆)と日常の雑記ブログです。

インクの熟成について(または、故意にインクを煮詰める作戦)

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2017年最初の更新となります。今年も宜しくお願い申し上げます。

 今回、インク熟成計画を思いたったのは、昨年の万年筆の大掃除の時にパイロットの熟成した天色が思いのほか深い色になっていたことが発端でした。

そして昨年購入したペリカンのロイヤルブルーとやや薄く感じたエーデルシュタインのトパーズの熟成をしてみようかと思い立ち、必要な品物を調達しました。

準備した物は、熟成させたいインクと除湿剤、その両方が入る密封容器です。

(今回は、2.3ℓの密封容器を準備しました。)

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 除湿剤と共に画像左からエーデルシュタインのトパーズ、パイロットのブルー、ペリカンロイヤルブルーインクを入れてみました。

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 蓋を閉めて密封した状態です。

瓶の蓋を開け、ガーゼ等でホコリなどの異物の混入を防ぎつつ自然熟成させた場合、インク量が半分になるまでに約1ヶ月程度かかるそうです。

今回の方法では、どの程度の時間短縮になるのか、今から楽しみです。

 

 

 

 

ペリカンのロイヤルブルーは、コストパフォーマンスに優れたインクです。

 (あるペンドクターがお勧めするコストパフォーマンスの高いインクでもあります。)

 

 

 

 今回、エーデルシュタインのトパーズを熟成しています。

(通常使用は、サファイアがお勧めです。)

 

 

 

  密封容器は、除湿剤の大きさ(タテ約12cm×ヨコ約8cm×高さ約8cm)を考慮して高さ9.5cm以上で除湿剤+インク瓶が入る容器がお勧めです。

(インクを密封容器に入れるため、地震があっても安心かも?)

  

 

 

 今回、使用した除湿剤です。ネットでも店舗でも購入可能な使い捨てタイプです。

 (除湿剤の外寸は、タテ約12cm×ヨコ約8cm×高さ約8cm)

万年筆の年末大掃除とインクの新規購入と入れ替えと・・・

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こんばんは。今年も残すところあと僅かな時間になりました。

 私は、数日間かけて万年筆の洗浄をしておりました。

(茶縞も洗浄を完了しました。)

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 綺麗に洗浄できたと思っても一晩水に浸けるとこのようにインクが染みだしてきます。

(画像は、オリジナルのインクを入れていたカスタムヘリテイジのM字です。)

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 そして、洗浄と乾燥が済んだところでインクを入れる作業に入ります。

今回、洗浄したついでにインクのチェンジも行いました。

ペリカンの茶縞をロイヤルブルーから早くもエーデルシュタインのサファイアへチェンジし、ラミーのアルスターとカスタムヘリテイジに新たに購入したエーデルシュタインのトパーズを入れました。

(エーデルシュタインのトパーズは、お仕事にもギリギリ使えそうな鮮やかなブルーでした。)

 

 さて、最後に今年も色々とお世話になりました。

来年も宜しくお願い致します。

ちょっと早い自分へのクリスマスプレゼント(ペリカンン スーベレーンM400茶縞)

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こんばんは。

 久々のブログ更新となってしまいました・・・

 

さて、今回職場で使用するボールペンのリフィルを購入するため、文具店に来店しましたらショーケースの中に緑縞、赤縞、青縞等のブツが並んでおりまして・・・

茶縞のボールペンも並んでおり、何気なく店員さんに茶縞万年筆のお話を伺うとEFが1本だけ在庫ありとの回答がありました。

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そして気が付いたら試筆しておりました・・・

国産万年筆と比較するとEFなのにかなり太い部類でしたが、国産には無い独特の筆記感が印象的でした。

(そして自分へのクリスマスプレゼントと言い訳しつつお持ち帰り・・・)

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 ペン先の状態です。初ペリカン、そして初めてのバイカラーのペン先です。

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手持ちの万年筆との大きさを並べて比較してみました。

左からラミーのアルスター、プラチナ万年筆のセンチュリー、パイロットのグランセ、そして茶縞です。

(軸の直径は、グランセが1番細いのですが金属軸なのでドッシリとしているので、茶縞が1番コンパクトで軽量です。)

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4本の書き比べです。インクは、センチュリーのみオーロラブルーですが、その他は、ペリカンのロイヤルブルーです。

1番太いEFです。(国産万年筆のSMクラスの太さです。)

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その他諸々の字幅万年筆との比較です。

パイロットのデラックス漆【F】がカスタムヘリテイジ【M】と同じくらいの字幅なのが個体差と設計された時期の違いと思っておりますが実際はどうなのだろう?

 

 

 

 

 初めてのペリカン万年筆は、M400の限定品茶縞がお勧めです。

(緑縞を購入するとM300やM1000と色が被る可能性が・・・)

万年筆の調整をしていただきました。

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こんばんは。

 先日、アップしました『パイロット カスタム74【F】』ですが、この度調整していただきました。比較のために前回書いた文字の下に調整後の文字の下段に書いてみました。

 

assamgt.hatenablog.com

 

 万年筆について通常は、店頭にて試筆後に購入しますが、店頭に在庫が無くオーダーした物だったので試筆が出来ず、せっかくなので黒軸ではなくダークブルー軸をオーダーしました。

万年筆が到着後に試筆しましたがつけペンでは、やや細い字幅かな程度しか判らず。『カスタム74のF字は、硬い』ということを伺っていたのでそのうち馴染むかなと思っておりましたが、全然でした。。。

 

さて、この万年筆の調整を受けたのは8/13(土)の水道橋で行われた『萬年筆研究会【WAGNER】 表定例会@水道橋』です。(調整師様ありがとうございます。ブログを拝見しております。)

書き味はそのままにインクの出が良くなるように調整をしていただき、大満足で現在に至ります。

 

 


 

 人と違うカスタム74でしたらダークブルーがお勧めです。

万年筆のインクフローと色の見え方

 

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こんにちは。

 夏の暑さに負けつつありますが細々と万年筆を使用しております。

(気温が高いのでドライアップに注意しております。)

 

さて、上の画像。4行に書かれている文字は、乱筆は置いて起き、万年筆のメーカーは、違えど同じインクで書かれております。 

上段と最下段の2行は、パイロットのカスタム74の細字、中段の2行は、プラチナ万年筆のセンチュリーの細字です。

全く別のインクのようにスモークピンクとワインレッドになってしまいました。

(カスタム74のインクの出が悪いと感じます・・・)

濃淡を通り越して別のインクのようにも見えますが全く同じインクです。

 

 う~ん・・・

カスタム74のペン先調整をしていただきたいのですが、近所でペンクリニックの開催は無し。メーカーに送るかはたまた・・・(年内にでも某研究会に参加しようかと思案中です。。。)

 

 

ちなみに入れたインクは、以前作成した自作インクです。

assamgt.hatenablog.com

 

 


 

 今回、オリジナルのインクを入れた万年筆のセンチュリーブルゴーニュ(細字)です。

 

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パイロット カスタム74ダークブルー細字
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 カスタム74ダークブルー(細字)にも赤系統のオリジナルインクを入れてみました。 

 

 


 

 オリジナルインクの作成には、プラチナ万年筆のミクサブルインクがお勧めです。

 

 

連休中の万年筆は。。。

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こんばんは。

 今回は、3連休なので万年筆のメンテナンスをしております。

先ずは、セーム革で皮脂等の汚れを除去します。

(画像のセーム革は、ホームセンターで約1,000円で購入しました。)

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次に、旧型#3776万年筆の洗浄や各万年筆のインク補充も実施しました。

(やはり、スリップシール機構が無いとインクが煮詰まり易くなっておりますので他の万年筆よりも頻回に洗浄を行っている気がします。)

さて、明日は洗浄した万年筆の乾燥等々メンテは明日も続きます。

 

 


 

 人工皮革には無いセーム革独特の拭き心地です。

 


 

 プラチナ万年筆の定番、シャルトルブルーです。

  


 

 職場で使用するなら、嵌合式のパイロット グランセがお勧めです。

最近購入した限定万年筆は・・・

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こんばんは。

 また久々の更新となってしまいました。。。

巷では夏場恒例限定万年筆の発売遅延やら、ショップCで限定軸に細軟を装着して発売したが企業の目論見が外れ、盛大に売れ残っている今日この頃。。。

(P万年筆社の万年筆は好きですが企業としての在り方では疑問が残ります。細軟は最後の限定万年筆に装着すれば良いのに、一般消費者の経済状況も鑑みずに約400本の万年筆が1日で完売すると安易に予想した結果です。現実は、青軸の細軟の在庫は7/9のお昼時点で残りわずかの表示でしたがピンク軸は・・・)

 

 さて、そんな時期にラミーアルスターの2016年限定色チャージグリーン(という名のアルミのイエロー軸)のEFを購入しました。

(ラミーのライラックも良かったのですが、字幅がFしかなく購入を見合わせました。)

今回、アルスターを購入した理由は、自宅用にしようとした手帳(カンガ)を職場で使用することにしたからです。そのため、それに合う万年筆が欲しかったからです。 

assamgt.hatenablog.com

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実際に、装着するとこのような自然な感じで纏まっております。

(以前は、カクノを装着しておりましたが、職場用で使用するとカクノにクリップが無いので落下してしまい、軸に傷がついてしまうという惨事に・・・)

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 現在所有している国産万年筆のEFとの比較画像です。このアルスターは、画像でも判るように字幅の細さも購入の決め手でした。

(他にもアルスターのEFはありましたが、今回購入したEFだけは国産万年筆かと見紛うばかりのダントツの細さでした。)

 

 気が付けば増える万年筆ですがまだまだ試したい字幅があって困っております。

(P万年筆社のMやP社のFAとか海外のP社の万年筆にも興味津々です。)